第11期八王子未来塾卒業発表会

2018-03-24-土

平成30年3月17日(土)に、京王プラザホテルホテル八王子において、第11期八王子未来塾受講生による卒業発表会が開催しました。

会場には、11期生の関係者をはじめ、八王子市長、八王子商工会議所会頭、未来塾の運営を支えたHFAの未来塾委員会メンバー、その他OBメンバーや、兄弟塾であるフロンティア墨田塾や日立立志塾の方々、今期の未来塾で講師をして下さった先生方など多くの方々にご参加頂き、熱気に包まれました。

卒業を迎えた11期生は9名。

親や上司、同僚、家族など、塾生一人一人が、一番思いを伝えたい人に向けて、1年間の学びの成果や決意、感謝の気持ちを発表しました。

最初は緊張のあまりこわばった面持ちで発表を始めた塾生たちでしたが、発表後は自分の思いを伝えることができた安堵感や達成感、また、思いを伝えた方々からのまっすぐで温かいお返しの言葉により、最高の笑顔を見せてくれました。

終了後の懇親会では、発表会参加者の方々と楽しくお酒を酌み交わし、さらに絆を深めました。
兄弟塾の皆様からも、仲間としての熱いエールを頂き、最後には11期生全員から改めてここがスタートであると決意表明がありました。

卒業生のこれからが本当に楽しみです!もちろん我々HFAも思いを一つとする仲間として、支えていきます。

HFA出前講座

2018-02-27-火

特別講義『中小企業トーク!』

 

 

2018年1月、日本工学院八王子専門学校メディアホールにて、テクノロジーカレッジ科の講義、八王子学が開催されました。

本講義は、同校の顧問『黒須隆一氏』により選抜された、現役の会社役員や元社長などを初め、行政の職員まで幅広い分野の人で構成され、その業界や自分の会社(仕事)の話、さらには「想い」や「志」を学生の皆さんに伝える、キャリアデザインの講義となっています。

 

その講義の今年度の取りを、我々HFAが務めることになり、新谷会長が選抜したメンバー6名が、本講義では前例の無い複数人での登壇と言う、新しい試みとしてパネルディスカッションをおこないました。

 

学生の皆さんへ分かりやすく、ちょうど同年代の頃にどんなことを考え過ごしていたか、しくじり経験の話や良かった話、それらを中小企業の魅力と共に、綺麗ごと抜きでリアルなものとして熱く語りました。

 

 

大手企業へ目を向けるだけでなく、中小企業への選択と言うことを、必ずと言っても過言ではない現実を見極めた就職活動に、是非とも活かして欲しいと思っております。

 

講義の出来については、リアクションペーパー(アンケート)から、学生の皆さんの中小企業への見方や、良さを知れたこと、など、その良さは反応に表れておりました。

パネルディスカッションの講義と言う、HFAにおいてもなかなか経験できない大変貴重なものとなりました。

 

関係各所の皆様には、この場を持って感謝申し上げます。

本当にありがとう御座いました。

 

 

 

 

効果的な投資、出来ていますか?「投資効果計算」の勉強会

2018-01-30-火

2018年1月某日、HFA研修委員会による勉強会が行われました。

これまでも数回に渡り、決算書の読み方等、財務の視点で会社を見る為の勉強をして参りました。

今回はもう一歩踏み込んで、メンバーの会社を実際にコンサルティングして頂き、その課題や解決策を共有する事で、各々の企業に活かしていこうという試みを行いました。

講師には(株)中島マネジメント事務所、中島宏機先生をお招きしております。

 

メンバー企業が先日、設備投資を行ったという事で、果たしてその設備投資が適切なモノなのか、利益をしっかり出して投資分を回収出来るのか。今回はそういった課題を題材に勉強を行いました。

設備投資を行う上で考える指針となる「投資効果計算」の方法、考え方をレクチャーして頂きました。投資の費用と効果を客観的な数値として分析する事で、投資を見える化し、その上で本当に会社にとって効果的な投資であるのかを見極める為の方法論です。

その投資は企業価値を高める為のものなのか。会社の弱点を埋める為のものか。
利益を増やす為に投資したつもりが、投資が生む効果が少なく、逆に支払いが増える事で経営を圧迫していた、なんて事になってしまっては本末転倒です。そういった事態を避ける為にも事前の見極めが大事になります。

 

まず生産性の向上を安易な投資に頼るのではなく、まず現状の設備や人員でどんな改善が出来るのかを考える事が大事で、本当に必要な出費であるのか、よくよく検討する必要があるとの事でした。
生産性向上の為の一例として、一人が多くの仕事をこなせる多能工化ジョブローテーションといった考え方を学びました。

 

投資によって増加する固定費(設備代、人件費、保険料、修理費、金利、等)が投資する事によって増加する粗利でカバー出来るのか、そして何年で投資した資金を回収出来るのか(投資回収年)、設備投資を例にした仮想問題を解きながら計算方法を知りました。

 

そして大切なのが、計算したものを実際の動きと照らし合わせて検証する事。計画通りに行くことはまず無いので、その後のフォローをしっかり行わないとせっかくの投資効果計算も意味が薄れます。結果を検証する事で、経営の次の一手を考える大きな指針になるのです。

先生が実際に経験した企業の例では、投資をしたという事に囚われて、その後の検証が不十分であった為に、その事業の撤退が遅れ、かなりの赤字を垂れ流す結果になった事もあったという事でした。

 

またこの手法は設備だけではなく、人材へも応用出来る考え方です。
経営資源の乏しい中小企業にとっては一つの失敗が手痛い打撃になる事も大いに考えられます。弊社も設備投資を考えておりますので、今回学んだ事を活かして、次の投資に挑みたいと思います。