(有)伸栄プラスチック 東京ビジネスデザインアワード テーマ賞 受賞

2017-04-25-火

HFA会員の近藤学氏が専務取締役として籍を置く㈲伸栄プラスチックが東京都主催の「2016年度 東京ビジネスデザインアワード」のテーマ賞を受賞しました。

同アワードは、都内のものづくり中小企業と優れた課題解決力・提案力を併せ持つデザイナーとが協働することを目的とした、企業参加型のデザイン・事業提案コンペティションです。ものづくり中小企業が持つ高い技術や特殊な素材をコンペティションの「テーマ」として募集、審査を経て選定し、アウトプットまでのプロセスを多面的にサポートしてビジネスの成功を目指すものです。今回受賞した有限会社伸栄プラスチックは、テーマ審査を通過した11社の中からデザイナーとマッチングしたテーマ賞(8社)に選ばれ、今後一年間、専門家からの製品開発や知財対策に関するアドバイス等により、事業化・商品化への支援を受けることとなりました。

(出展:八王子市)

https://www.tokyo-design.ne.jp/results/

 

はちおうじ未来塾4期生OBの近藤氏は、最前線の現場で指揮を執りながらも今後の新しいビジネス展開を模索している中で、東京ビジネスデザインアワードのことを知りました。

 

自社の持つ技術力とノウハウを更なる成長へと導く為の商品開発。その為に必要なデザインを経営戦略のひとつと位置づけ、同アワードのコンペティションへの応募を決めました。

  

 

テーマは『感触やぬくもりを基材に与えるフロッキー加工』で、静電植毛をすることで生まれる様々な機能(摩擦制動、遮光、断熱、防音、吸音、結露防止)を、どんな形状のものでも作り出すことが出来ると言うものです。(StyleFree=スタイルフリー)

 

近藤氏は、「自社の加工技術を活かし、これまでの常識を超えた可能性で、困難だとされていた形状への植毛加工を今後のビジネス展開の一つとして取り組んでいきたい。そして、今回の挑戦とその結果を、社員のモチベーション向上に繋げたいと思います。」と新たなビジネス展開に意欲的です。

 

HFA未来塾委員会のメンバーとして活動する近藤氏は、自身の振り返りや成長、そして、気づき、などの刺激を与える側の立場として活躍をしています。新年度は未来塾委員会委員長への就任も決まり、自身の仕事やHFAの活動など、多方面へ積極的な姿勢で日々取り組んでいる結果が、この様な賞の受賞に繋がったのだと思います。今後のより一層の活躍と発展に注目です。

 

有限会社伸栄プラスチック

創業:昭和35年 事業内容:電着植毛(植毛塗装)

手動植毛機、半自動植毛機、植毛塗装機

固定炉、遠赤外線熱風乾燥炉、

湿式塗装ブース、集塵機

http://www.shineipla.co.jp/home/