第3回 学生⇔HFA出前講座in八王子 一瀬氏(演習?)

2012-05-28-月

6月13日(水) 13:00?14:30
帝京大学にて、株式会社アトム精密 一瀬社長により講座(演習?)があります。

第2回 学生⇔HFA出前講座in八王子 北島氏(中小企業論)

2012-05-28-月

6月8日(金) 13:00?14:30
帝京大学にて、株式会社ケイアイ 北島社長により中小企業論についての講義があります。

第1回 学生⇔HFA 出前講座 in 八王子 ?八王子市役所 柏田氏(ゼミ)?

2012-05-28-月

昨年HFAメンバ企業(栄鋳造所 鈴木社長)が縁あって、帝京大学経済学部経済学科 井上清英教授の授業にて、講義をする機会をいただきました。
本年度も、一般社団法人首都圏産業活性化協会(通称:TAMA協会)を通じて計4名の出前講座のご依頼をいただき、出前講義in帝京大学が実現しました。

「学生⇔HFA プロジェクト 出前講座 in 八王子」の記念すべき第1回目は、中小企業のことならこの人に聞け! 行政の異端児 柏田恆希氏が登壇いたしました。

247枚のパワーポイントを屈指し、生い立ちから今に至るまでの経緯と行政という立場からの中小企業支援について学生目線でわかりやすく説明しました。
講義風景

先ず、中小企業の「今まで」と「これから」について、「ものづくり」の切り口で話始めました。
今までは自動車業界か半導体業界にいれば安泰とされてきたが、世界の情勢が変わり創業時と同じことを続けていては生き残れない世の中です。
中小企業が生き残っていくためには、事業転換が1つのやり方。ただ、事業転換には多くの資金や人材が必要で、すべての企業にできるものではありません。しかし、異業種とのアライアンス(連携)をすることで、一社ではできないことを複数社で取り組むことで事業転換ができます。
柏田氏は当日講義にオブザーバー参加していたHFAメンバ企業を例に挙げて、アライアンスの実践と可能性について説明しました。そのアライアンスのつなぎ役こそが産業政策課の使命と語り、学生の皆さんも興味津々で話を聞いていました。

さらに、行政の力を機動戦士ガンダムにおきかえ、ガンダムの名言の1つを引用してい話を展開しました。
「見事だな!しかし小僧、自分の力で勝ったのではないぞ!そのモビルスーツの性能のおかげだということを忘れるなよ!」というセリフ。
柏田氏は行政というガンダムクラスの高性能モビルスーツに乗っているだけに過ぎなく、決して自分の力が優れていると勘違いしないように心掛けている、と。
一方、この高性能モビルスーツを有効活用すれば、地域の中小企業に信頼という付加価値を提供できます。大手企業とつないだり、異業種の中小企業をつないだりして、アライアンスをつくることを強力に推進することができます。それこそが産業振興という仕事につく自分の使命であることを強く熱く語りました。

質問タイムではアライアンスについての質問が飛び交い、オブザーバーで参加しているHFAメンバが回答する場面もありました。

次回以降は現役社長が登壇いたします。
若き行政マン柏田氏の講義は、次回へのバトンを渡すにふさわしい第1回目となりました。
参加いただいた皆さま、ご清聴いただき誠にありがとうございました。
次回以降にも乞うご期待ください!

<学生さんからコメント>
お互いの長所・短所を理解したうえでのアライアンスという議論が最良の形を形成することだと思いました。
私も自分が人に誇れるぐらいのやりがいを持った就職をしたいです。

公務員、中小企業、どちらの道に進んだとしても、自分の仕事に誇りを持てる人間になりたいです。

大学卒業まであと2年弱。自分のやりたことを真剣に考え始めました。
企業研究も始めるので、もっと視界を広く、自分のやりたいことをしっかりできる中小企業も探していきたいです。

これからの中小企業が生き残っていくためには、得意技を伸ばし、異分野への進出、異業種連携が必要ということで、八王子市の中小企業がこれらの流れにうまく対応して成長していってほしいと思いました。

※本記事は井上教授の許可を得て掲載しています。