今年度の帝京大学出前講座最後を飾るのは、株式会社シルバービレッジ 執行役員総務部長 諸星淳さんが登壇しました
当日の内容をレポートします
株式会社シルバービレッジは有料老人ホームの運営が主ですが、「居宅支援」「訪問介護」事業も行っていて
施設で行う介護経験やノウハウを活かし、地域に愛される事業を営んでいます
アクセスに優れ豊かな自然に囲まれた八王子・日野に4施設
シルバービレッジの特徴として、多数の医療機関と提携・バランスに優れた食事メニュー・ふれあい豊かな共有施設・個性あふれるレクリエーションなどがあります
現在の入居者は約280名、平均年齢80歳、女性8割、男性2割
ほかの施設に比べると、シルバービレッジは要介護度が高い方が多く入居しているとのこと
また職員の平均年齢は47歳、女性7割、男性3割、平均勤続年数は6.6年、これは介護業界の中でも勤続年数の平均は高い方です
諸星さんについて、
現在入社して11年目、最初の2年間は業務部、施設や備品の管理・イベント設営などの裏方的な仕事
入社当初、入居者は高齢者なので感謝されるいい仕事だと思った、ただし入居者がいつ亡くなってもおかしくない仕事なのでコミュニケーションの取れている方が亡くなるのが辛く辞めていく職員も多かった
その後営業部企画課に1年、ここでは営業の補佐・広告などの宣伝の仕事
そして現在の総務部に入る、会社全体の経理・採用・人事が主な仕事です
諸星さん曰く、老人ホームでの仕事のイメージは3kと思われるが、大変な部分を乗り越えるととてもやりがいのある仕事、シルバービレッジの社員は3kというよりは皆やりがいをもって仕事をしている
その結果、他の施設と比べて勤続年数が長いほうではないかと
介護業界は2%が大手、残り98%が中小企業である、介護業界で働こうと考えている方はほぼ中小企業で働くことになる、中小企業の社風は創業者(経営者)思いが強く反映される、人数が少ないので個人同士の相性が結構大事・業務とは直接関係ない個人の能力を発揮できる場が結構多い・評価されれば昇進や昇格も早い、またその反面もあるので注意が必要
最後に学生に向けて、
皆さんはこれから40年以上働きながら生きていくことになるので楽しんで働ける職場を見つけてください!