2012年6月13日(水)13:00?14:30
学生⇔HFAプロジェクト第3弾は、HFAメンバーの中でも数少ない第3者承継で社長となったHFAの会長でもある一瀬氏である。
「皆さんの中で社長になりたいって方はいらっしゃいますか?」という問いかけから講義が始まった。
株式会社アトム精密は、全盛期には純正のカーオーディオを4秒に1台製造していたアッセンブリを得意とする会社である。
時代の流れで量産品は海外へと流れて行く中で、携帯電話のモックアップ(サンプル品)の製造等にシフトして行き、現在ではハードディスクの研磨機を組み立てるなど産業用機械の製造を主に行っている。そのノウハウを活かして、会社の屋号でもある「鉄腕アトム」も造れるのではないかと自負しているそうだ!(学生さんは鉄腕アトムを知らない様子だったがオブザーバーにはうけていた)
一瀬氏個人は少年時代、やりたい事や夢もなく、やんちゃな生活を送っていたそうで、見兼ねた両親から、近所の婦人警官の家に預けられ厚生させられたというドラマの様な経歴の持ち主である。その婦人警官から男は手に職を付けなさいと言われ工業系の高校・大学へと進学する。バブル全盛期だった事もあり、就職のオファーは1人15社位あり、同級生の中には、就職活動の謝礼金で車を買った人もいたと、バブリーな時代背景を語ってくれた。
先代の社長より熱烈なオファーを受けてアトム精密の社長に就任した衝撃のエピソードや、HFAのアライアンスに助けられた実体験は、下記リンクよりぜひ動画をご覧になって頂きたい。
(http://www.facebook.com/HFAhachiouji)
最後は学生さんへの熱いメッセージで締めくくられた
・今の葛藤は小さい出来事に過ぎない
・あきらめない
・笑顔を忘れない
・相手の気持ちを良く考える
・学歴よりも実行力
・企業選びは給料ではなく中身
どの言葉も、壮絶な経験を経た一瀬氏が伝えると、とても説得力があり、学生さんだけでなく、オブザーバー参加メンバーの心にも響くものだった。
「自分の為に就職を決めてほしい! 自分の人生、自分らしく生きましょう!」という言葉で締めくくられた一瀬氏の講義は、学生さんを始め、参加者全員が改めて自分を振り返り、前向きな気持ちにさせてくれる熱いものとなった。
次回は、最終回!この企画の発案者でもある(株)栄鋳造所の鈴木社長だ。
ネタの尽きない熱い男は学生さんにどんな話をするのか? 皆さんこうご期待!